今日からちょうど一カ月前にサットンズのマスターが亡くなりました。
サットンズは、ジャズの大好きなマスターがジャズをききながらおいしいコーヒーが飲みたくて始めた、田舎町にある、昼間は喫茶店、夜はエスニックレストラン&バー(本人いわく)のお店です。
マスターの大好きなラルフ・サットンさんの名前を付けたカレー屋さん
私がバイトを始めたころは、店に入るとマスターはパイプをくわえながら自作の真空管アンプをいじるという、なんともこゆ~いお店でした。
店にはピアノとベース、ドラムが無造作に置かれていて時たま酔っぱらったお客さんが「ねこふんじゃった」など弾こうものなら、厨房からあわててでてきて「すんません、勘弁してください」なんていうことも。
心臓の音まで聞こえてきそうな距離でのライブは本当に迫力で、わけもわからず聞きながらも一瞬でその世界に引きずり込まれるような素敵な瞬間の数々でした。
店を閉めた後の常連さんたちとのセッションを聞くのもたのしかった。
ギターや、クラリネット、ピアノや、ドラム。
閉店まじかになると集まりだして始めるものだから、ついつい帰りそこなってその日のバイト代全部飲んじゃうなんてこともしばしば。(それ以上におごってもらってたかなぁ…)
最後にはきまってジョージア( Georgia On My Mind )をうたうんだな、マスターが。
(お店のことちゃんと書いてるがいました!。)こんなお店でした。
釣りを始めたのもマスターの影響。
釣りが趣味だったマスターが常連さんたちと管理釣り場に行くのに誘われて、なにやら楽しそう!と、ついていったのが最初。
早戸川や、鹿留。ハゼ釣りでは日射病になったり、時化のタチウオで、酔っぱらったり!
雪のカワハギ船も乗った。
おいしいビールもワインもたくさん飲んだ♪
それなりにしごかれたりもしたけれど、そんなことより楽しい思い出いっぱいのサットンズ。
2年半前に店を閉めてしまった時もさびしかったけれど、そのあとあったマスターはまだまだやるぞ!って。
また、あの空間が戻ってくるってずっと思ってた。
今日やっとお墓に行ってビールをあげて、当時閉店後を賑やかしていたみんなと飲んで…。
やんちゃなマスターだったけれど、ちゃんとみんな受け入れてたんだよ。
しばらくお会いしていなかったので実感がわかないのは本当。
今日あいさつしてきたことでひとまず、区切りをつけようかな。
「俺んちの田んぼをつぶして管理釣り場にしよう!」
会うたび言ってた馬鹿な話が懐かしいです。
ちょっと酔っぱらいですが…
バイバイ!マスター!「ハートランド」で乾杯♪
ma
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